ある程度の年になってもおねしょをする子どもがいます。本人が恥ずかしがったりするために、親も気にしながらも、なかなかオープンに話せないもの。
そんな状況は世界共通なのか、海外サイトではおねしょに関する俗説について真偽のほどについても紹介されています。
多くの子どもは5歳くらいまでには、自然におねしょをしなくなるものです。とはいえ、5歳の時点で2割はまだおねしょをしているんです。その7割程度が男の子とされています。
そして5歳以降ではおねしょをする子どもの割合は、1年に15%ずつ減少するのだそう。つまり、5歳でおねしょをしている子どもの8割以上が6歳でもおねしょをしていることになります。これは別に異常なわけではありません。この際どーんと構えて見守りましょう。
おねしょにまつわる、科学的根拠のない思い込みとして、トイレットトレーニングが失敗した、将来犯罪を起こす可能性が高い、水分制限をすればなおる、などといったものがあります。こうした思い込みは、本人や家族を更に不安に陥れますが、信じる必要はありません。
いずれにしても、旅行やレクリエーションなどの面で、本人や家族が制限を受けることも多いもの。おおらかな気持ちで受けとめましょう。まれに、隠れた病気の症状の一つとしておねしょがみられることもあります。健康面での異常がないかもしっかりとチェックしながら、その子どもにあった最善策を見つけるようにしたいものです。
▼外部リンク
HIVE Health Media ; The 7 Most Prevalent Bedwetting Myths
http://www.hivehealthmedia.com/
Pediatrics ; Factors Related to the Age of Attainment of Nocturnal Bladder Control
http://pediatrics.aappublications.org/content/78/5/884.short