実際の自殺件数は12月では減少
欧米では、1年の中でも最も華やかなクリスマスから年末年始の休暇のシーズンに、自殺率が上がると考えられているそうです。アメリカでは、死因の10位に自殺が挙げられており、大きな社会問題になっています。
米国疾病対策予防センターによれば、2009年から2010年の報道の半数が、休暇シーズンには自殺が増えるという前提に基づいて執筆されていることが分かりました。実際のデータでは、12月は自殺の件数が最も少ないそうですが、この時期にうつ症状を訴える人が増えることは事実と言えるそうです。
ホリデーブルーは本当
さて、「ホリデーブルー」とも言われる、この時期のうつや気分の落ち込みについては、アメリカでも実際にみられる現象とのことです。多くの人たちが幸せな気分で過ごしている時期にこそ、孤独や寂しさを感じてしまう人が多いことも事実であると、心理学の専門家も指摘しています。
特に家族や恋人と過ごすことを強調するイベントが多いこの時期、何らかの理由で大切な人と過ごすことが出来ないことで、憂鬱な気分に陥る人もいるのでしょう。
2013年、心も体も元気で過ごしたい
そんなホリデーブルーのシーズンも、そろそろ終わろうとしています。休み明けの忙しい仕事、インフルエンザやノロウィルスの流行シーズンなど、気持ちにも体にもタフな季節が続きます。心の健康にも気をつけて、2013年を元気に過ごしたいものです。
▼外部リンク
Daily Democrat ; Blues up, suicides down during the holidays
http://www.dailydemocrat.com/
米国疾病対策予防センター ; Holiday Suicides: Fact or Myth?
http://www.cdc.gov/ViolencePrevention/