医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 大塚製薬がカルニチン欠乏症薬の新剤形で製造販売承認を取得

大塚製薬がカルニチン欠乏症薬の新剤形で製造販売承認を取得

読了時間:約 50秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年01月06日 PM05:13

剤型に新たな選択肢が

「カルニチン欠乏症」は、先天性代謝異常症の患者や血液透析患者などにみられ、筋肉の痛みがあったり重症になると低血糖発作による昏睡などがある。

大塚製薬株式会社(以下、)は、日本で唯一のカルニチン欠乏症の治療薬である「エルカルチン錠」に加え、レボカルニチン製剤の新しい有効成分・剤形として「エルカルチンFF内用液10%」および「エルカルチンFF静注1000mg」の製造販売承認をカルニチン欠乏症の効能・効果で2012年12月25日に取得した。

(写真はWikiメディアより引用)

「エルカルチン錠」は、「プロピオン酸血症およびメチルマロン酸血症におけるレボカルニチン欠乏の改善」の効能・効果で承認され同社が販売してきたが、そのほかの原因によるカルニチン欠乏症に対しての適応症がなかった。

新剤型は、錠剤が飲めない患者に「エルカルチンFF内用液10%」。また「エルカルチンFF静注1000mg」は、カルニチン欠乏により起こる急性期の脳症・高アンモニア血症など、また急な治療を要する場合、経口摂取ができないなどのカルニチン欠乏に対し速やかに補充できるように開発された(新有効成分のレボカルニチン使用)。

▼外部リンク

大塚製薬ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK