マラリア
マラリアは亜熱帯・熱帯地域においてよくみられるマラリア原虫を保有しているハマダラカという蚊に刺されて感染する病気である。高熱や頭痛、吐き気などの症状が出て、悪性の場合は脳マラリアによる意識障害や腎不全などを起こし死亡することもある。
日本国内にマラリア原虫はいないが、海外渡航者において輸入感染症例が多くみられる。
(画像はウィキメディアより)
抗マラリア剤「マラロン®配合錠」
グラクソ・スミスクラインでは、抗マラリア剤「マラロン®配合錠」(アトバコン・プログアニル塩酸塩錠、以下「マラロン®」という)について厚生労働省より2012年12月25日製造販売承認を取得したと発表した。
「マラロン®」は日本で2012年1月にニューモシスチス肺炎(真菌の一種で両側性びまん性間質性肺炎として発症)の治療および発症抑制薬として承認されたアトバコンと、海外でマラリア予防薬として使用されてきたプログアニル塩酸塩との配合錠である。用法用量は、成人では1日1回4錠(アトバコン/プログアニル塩酸塩として1000 mg/400 mg)を3日間、食後に経口投与、小児では体重に応じてアトバコン/プログアニル塩酸塩として250 mg/100 mg(1錠)~1000 mg/400 mg(4錠)を1日1回3日間、食後に経口投与する。
▼外部リンク
グラクソ・スミスクライン 2012年12月25日ニュースリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/P1000757.html