クリスマス、忘年会、新年会。年末年始は、パーティや宴会が多く、胃腸もぐったりという人が多いはず。これは、全世界共通のようで、海外サイトでも「Holiday Heartburn(休日胸やけ)」という言葉が使われるほど。
そこで、今週末から早速使える、胸やけ防止の食べ方をご紹介しましょう。胸やけの原因は、胃酸が食道に逆流してしまうことと、胃液の酸性度が高くなること。このため、対策には、胃液の酸性度を上げないことと、胃酸の逆流を防ぐことが二大柱になります。
基本的には、酸っぱいものを食べすぎないようにします。オレンジやグレープフルーツなど柑橘物は、酸性度が高いため、胸やけを起こしやすくします。特にお腹がすいているときには、口にしないようにしましょう。健康に良さそうなイメージのトマトも同様です。
脂肪分の多い食べ物は、胃に停滞するため、胃がふくれている状態が時間が長くなります。食道括約筋に圧力がかかって、押し広げられることで胃液の逆流が起きて胸やけになると考えられます。炭酸飲料も同じような現象を起こします。
アルコールは、筋肉を弛緩させる働きがあり、これが、食道括約筋にも働きかけます。乾杯の1杯程度なら問題のないことが多いようですが、話に花が咲き、グラスも進んでしまうと後々辛くなることもあるでしょう。同様に、ミントやチョコレートも食道括約筋を弛緩させてしまうので、胸やけを引き起こしやすいものです。
胸やけの原因は、漠然と、脂っこいもの、刺激物、酸っぱいものは良くないと考えている人が見られますが、これまでどのようなものを食べて胸やけに悩んだかを思い起こすことで、更に予防がしやすくなりそうです。連日のパーティを楽しく乗り切るために、さりげなく食べるものを選ぶようにしましょう。
▼外部リンク
WebMed ; Top 10 Heartburn Foods
http://www.webmd.com/heartburn-gerd/features/top-10-heartburn-foods