火災発生
肺の病気のため自宅で高濃度の酸素を吸入する装置を使っている患者が、火災で死亡した例が今年に入り2件あり、この9年間で40件近くにのぼることが判明した。
高濃度の酸素を吸入しているため、小さな火でも大きく燃え上がるためである。
(画像はウィキメディアより)
注意喚起
PMDAでは、吸入している本人は禁煙、また家族も酸素吸入器の周辺での喫煙はしないようにとの注意を促している。また、一旦消えたと思った火であっても、また点火することも考えられ、酸素吸入器の2 m以内には火器を置かないようにとも注意している。一度燃え上がるとその勢いは酸素を止めない限り激しく燃焼するため、非常に危険である。
また、医療関係者は患者に対し、禁煙をすすめ、酸素吸入器による火災の危険性を知らせることを指導している。万が一火事に至った場合は、近隣周辺住民にも被害が及ぶこともあり、注意して使用する必要がある。
▼外部リンク
PMDA医療安全情報
http://www.info.pmda.go.jp/anzen_/iryo_anzen04.pdf