特定使用成績調査(全例調査)を実施中
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、 「製薬企業からの医薬品の適正使用に関するお知らせ」に、ケアラム錠 -ワルファリン併用時の注意のお願い-」及び「コルベット錠 -ワルファリン併用時の注意のお願い-」を掲載を、2012年12月14日に掲載した。
「ケアラム錠」は、エーザイ株式会社から、「コルベット錠」は、大正富山医薬品株式会社から発売されており、一般名は、「イグラチモド」。
「イグラチモド」は、富山化学工業株式会社が創製し、エーザイと共同開発を行った新規疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)。
(この画像はイメージです)
ワルファリンとの相互作用が疑われる
本剤は、現在一定の症例数に達するまで、投与された全患者を対象とした調査が行われているが、その調査で「ワルファリン」と併用した患者に、相互作用が疑われる症例が3例報告されている。
報告された症例は
・穿刺部位出血、結膜出血・・・(重篤(入院) )
・国際標準比増加(PT-INR 増加) ・・・非重篤
・出血(歯茎出血、大腿・前腕、臀部の皮下出血・・・重篤(入院)
・国際標準比増加(PT-INR 増加) ・・・非重篤
・出血(歯茎出血、大腿・前腕、臀部の皮下出血・・・重篤(入院)
となっている。そのため、製薬企業では次の点に注意をするようにとしている。
・以下の場合は、本剤の服用中止を検討するとともに、すぐにワルファリン処方医の診察を受けるよう指導すること
-点状出血斑、紫斑、皮下出血、鼻出血、歯肉出血等の症状があらわれた場合
-本剤を併用後、血液凝固能が異常に低下(PT-INR の異常な上昇等)した場合又は未確認の場合
・本剤の処方前に、ワルファリン服用の有無を必ず確認すること
・ワルファリン服用患者に本剤を投与する場合は、定期的に血液凝固能検査結果(PT-INR 等)を確認すること
-点状出血斑、紫斑、皮下出血、鼻出血、歯肉出血等の症状があらわれた場合
-本剤を併用後、血液凝固能が異常に低下(PT-INR の異常な上昇等)した場合又は未確認の場合
・本剤の処方前に、ワルファリン服用の有無を必ず確認すること
・ワルファリン服用患者に本剤を投与する場合は、定期的に血液凝固能検査結果(PT-INR 等)を確認すること
▼外部リンク
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
http://www.info.pmda.go.jp/index.html
ケアラム錠-ワルファリン併用時の注意のお願い-
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/
コルベット錠-ワルファリン併用時の注意のお願い-
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/