ニュージャージー州サマーセット・秋田市12月13日
キャタレント・ファーマ・ソリューションズ(以下、キャタレント)は、キャタレントの持つGPEx®テクノロジーで構築された複数のバイオシミラー生産細胞株をUMNファーマ(以下、UMN)に非独占にて提供することについて合意したことを発表した。
この合意により、UMNとその子会社で受託製造者であるUNIGENは複数のバイオシミラーをキャタレントのGPEx細胞株を使って製造することとなった。GPEx(R)テクノロジーにより得られた、高い安定性と生産性をあわせ持つ細胞株により、バイオシミラーの開発および生産が促進される。
(この画像はイメージです)
UMNは、今回の合意とは別に、臨床試験を含む開発とマーケティング・販売を行うための合意を製薬会社と行い、継続的にさまざまなバイオシミラー開発プロジェクトをアジア市場にて進めていくことになる。
キャタレントについて
同社のバイオロジクス部門はGPEx技術を利用して360をこえる高発現細胞株を構築してきた。現在それらの細胞株が生み出すたんぱく質についての臨床試験が世界中で行われ、二種がすでに上市されている。
米国ウィスコンシン州マジソンに、最新式の500Lおよび1,000Lのシングルユース・バイオリアクターを装備する新たなキャタレントの施設が、2013年春に開設されようとしている。
UMNについて
2004年に設立されたUMNは3つの製造施設を日本に持ち、昆虫細胞培養技術基盤のインフルエンザワクチンの開発・生産に力を入れてきた。日本政府の援助によりUMNは、3基の600Lバイオリアクターをインフルエンザワクチン生産用に整備している。
また、バイオ医薬品生産の需要に応える形で、2013年までに岐阜県に2基の21,000Lバイオリアクターを稼動させる。さらに追加の21,000Lバイオリアクターを2016年までに2基設置する計画だ。
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QLifePro メディカルプレスセンター
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