ビタミンCが肌に良いというのや、様々な化粧品などのコマーシャルでも目にする情報です。
その効果の一つとして、小じわにも効くと言われます。乾燥の激しい冬は、小じわのケアも重要になりますから、ビタミンCを効果的に使いたい気持ちは当然。それでは、ビタミンCはどうやって摂ると肌に良いのでしょうか?
紫外線に肌がさらされると、フリーラジカルが影響を受け小じわのほか、シミやソバカスといったお肌の変化を引き起こしてしまいます。ビタミンCの持つ抗酸化作用と、コラーゲンの産生を促す作用は紫外線とフリーラジカルが原因の肌のトラブルに有効とされているのです。
では、スキンケアではサプリを飲むのと、ビタミンC入りの化粧水やクリームを使うのではどちらが効くのでしょうか?
ビタミンCは水にも油にも溶ける性質を持っており、サプリとして摂っても消化吸収率の高い栄養素の一つです。けれども、量が多くなればなるほど、その吸収率が下がるそうです。100㎎のビタミンCを飲むと80%が消化されるのに、1250㎎のビタミンCを飲んでも吸収されるのはわずか半分。
サプリを飲んでスキンケアを行い、治療的なレベルで有効性を確認するには、かなり多量のビタミンCを飲まなければいけないことになるのですが、やっかいなことに肌に届く前に尿から排泄されてしまう分もかなりあるのです。
そこで、注目したいのがビタミンCが配合されているスキンケア製品。特に吸収率が高く効果が期待できるのは、ビタミンCを10%含んだクリームとのことです。
ビタミンC肌に良いことは認識しながらも、スキンケア製品にどのくらいのパーセンテージで含まれているかと言うことは認識していなかった人が多いのではないでしょうか。愛用のスキンケア製品を一度確認してみてはいかがでしょう。
もちろん、必要なビタミンを全身に行き渡らせることも重要です。ビタミンCには風邪を早く治す効果があるとの説もあるので、この時期、風邪対策、乾燥対策の両方に活用できますね。
▼外部リンク
PubMed ; Topical activity of ascorbic acid: from in vitro optimization to in vivo efficacy
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15258452
Helium.com ; Vitamin C for wrinkles: Most effective on the skin or taken orally?
http://www.helium.com/items/