鎌形赤血球病
鎌形赤血球病は、ヘモグロビンが酸素不足により細長く鎌形に変形し、溶血しやすくなって貧血を起こす貧血症で、鎌状赤血球は、普通の赤血球に比べマラリア原虫に対する抵抗性が高いとされている。そのため、主にアフリカで多くみられる。米国では、黒人の約10%が鎌状赤血球症の遺伝子を1つもつが、この場合は病気を発症することはなく、遺伝子を2つもっている人が発症する。
(画像はウィキメディアより)
エマウスメディカルの第3相試験
エマウスメディカルは、鎌形赤血球病のL-グルタミン療法の第3相試験の患者登録が完了したと発表した。
本試験は、無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間、多施設試験で、鎌形赤血球病とβサラセミア疾患のL―グルタミン療法の安全性と有効性を評価する。225例以上が31施設で組み入れられた。本第3相試験の良好な結果に期待がかかる。
▼外部リンク
エマウスメディカル ニュースリリース
http://www.emmausmedical.com/.pdf