ビタミンCって本当に効くの?
風邪にはビタミンCというのは、かなり古くから信じられている説です。では、ビタミンCがどんな風に風邪に効くのかをご存じですか?
風邪の症状として思い浮かべるものには、発熱、頭痛、咳、鼻水などがあるでしょう。けれども、ビタミンCを摂ることで、熱が下がったり、鼻水が止まったりという話は聞きません。
風邪の期間を短縮できる可能性
風邪をひいたときに、ビタミンCを摂ると、風邪の期間を短くすることが出来るようだとされています。つまり、早く元気になるということです。過去に行われたビタミンCと風邪の関係を追跡する調査を総体的に分析した結果によると、風邪にかかっている期間が大人で8%、子どもで13%短くなったそうです。
一つ一つの調査を見ていくと、風邪の予防にビタミンCが役立つという結果に到達したものもありましたが、総体的な分析では、予防に関しては目立った成果が確認されませんでした。
劇的に風邪を改善するわけではありませんが、やはり期間が短くなるというのは嬉しいことですし、ビタミンCは余分に取り過ぎても、体外に排出されてしまい、害がないといわれています。やはり、風邪をひいたときには、ビタミンCを積極的に摂るのが正解と言えそうです。
▼外部リンク
Journal of Pharmacy Practice ; The Effect of Vitamin C on the Common Cold
http://jpp.sagepub.com/content/