産業としての医療ツーリズム
世界24か国にてリサーチを展開しているイプソス(Ipsos Global@dvisor調査)から、医療ツーリズムについてのレポートが発表された。調査を実施したのは今年5月1日から15日間。対象国は、日本、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、フランスなど24か国、対象人数は18,713名。
医療ツーリズムとは、医療における診断や治療を自分が住む国ではなく、他国、他地域を訪れ受けることをで、インターネットの普及に伴い、ビジネスとして世界的に拡大しつつある。
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調査内容は、国外での治療(歯科治療も含め)が、自国で受けるより、コスト面がはるかに抑えられるなら、そこでの受診を考えるか、という問いで、「もちろん考える」と答えた割合は全体の約20%に上った。
「もちろん考える」と答えた人を国別で見ていくと
インド(35%)ロシア(32%)インドネシア(32%)
メキシコ(31%)ポーランド(31%)
メキシコ(31%)ポーランド(31%)
が上位5か国だった。
また、回答の幅を「おそらく考える」まで広めると、医療ツーリズムをポジティブにとらえる人の割合は、全体の半数をこえた。
日本は世界一、医療ツーリズムに関心が低い
一方で、日本はその関心が低く、もちろん考えると回答したのはわずか3%で、これは24か国中最下位だった。ただし、年代間の回答に違いがあり、35才未満の若い世代では(もちろん・おそらく、を合わせて)「考える」と答えた割合は、25%あった。
▼外部リンク
プレスリリース 『Dream News』
http://www.dreamnews.jp/press/
Ipsos Global@dvisor
http://www.ipsosglobaladvisor.com/