遅発性の悪心、嘔吐にも有効性が確認
大鵬薬品工業株式会社は、5-HT3受容体拮抗型制吐剤「アロキシ(R)静注0.75mg」(一般名:パロノセトロン塩酸塩)の剤形追加として「アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg」を、12月5日(水)に発売予定。
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同バッグは、ポートを赤橙色にしたり、バッグに薬剤名を記載することで識別性を高めて薬剤の取り違え防止にも配慮、50mLの薬液を100mLのソフトバッグに封入した製剤「薬剤調製の時間の短縮」「異物混入・細菌汚染のリスクの低減」「医療廃棄物の削減」などのメリットがある薬剤である。
製品概要
アロキシ(R)は、ヘルシン・ヘルスケアS.A.とのライセンス契約に基づき、国内では同社が臨床開発を行い、2010年1月20日にアロキシ(R)静注0.75mg(バイアル製剤5mL)、2012年8月16日にアロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg(バッグ製剤50mL)の製造販売承認を取得した。
製品名 アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg
一般名 パロノセトロン塩酸塩
効能・効果 抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)
包 装 アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg : 50mL×5袋
薬 価 アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg : 14,632円
一般名 パロノセトロン塩酸塩
効能・効果 抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)
包 装 アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg : 50mL×5袋
薬 価 アロキシ(R)点滴静注バッグ0.75mg : 14,632円
(大鵬薬品工業株式会社プレスリリースより引用)
同剤は、従来の5-HT3受容体拮抗型制吐剤では効果が不十分だった遅発性の悪心・嘔吐にも有効性が確認されている。血中消失半減期が約40時間と非常に長く、5-HT3受容体に対して高い結合親和性と選択性を有している。
▼外部リンク
大鵬薬品工業株式会社プレスリリース
http://www.taiho.co.jp/corporation/news/