アメリカでは、12月2日から8日までは、全国手洗い週間にあたります。
このため、手洗いや消毒に関する情報が、先週から多く取りあげられるようになりました。アメリカも、これからが風邪の季節本番。簡単で効果的な健康管理対策として、手洗いの重要性を見直すことが、この1週間の狙いとなります。
手を洗うのに、適した水温をすぐに思い浮かべることが出来ますか?雑菌の消毒が可能な温度では、手をやけどしてしまいます。ですから、現実的に手を洗う水温には、それほど神経質にならなくてよいのです。
石けん選びについては、気になる情報があります。意外な気がしますが、殺菌効果があるとうたっている製品に飛びつくことはあまり推奨されていないのです。それというのも、殺菌効果をもたらすトリクロサンという物質は、現在アメリカの食品衛生局が耐性菌を作り出す原因になると疑って調査を進めているところなのです。
数年前から、あちこちでハンドサニタイザーを目にするようになりました。こうした商品は、すでに流水での手洗いに劣らない効果が得られることが専門家の間でも確認されています。サニタイザーを持ち歩けば、これまでよりも更にこまめに手の消毒が行えるようになりますので、バッグに1本、必ず入れておくようにするのがお薦めです。
手の清潔は、健康への第一歩。色々なツールを上手に使って健康管理のための習慣にしましょう。
▼外部リンク
Health Goes Strong ; 5 Ways to Beat Colds and Flu
http://health.lifegoesstrong.com/article/
SF Gate ; Brookhaven Retreat Celebrates National Handwashing Awareness Week
http://www.sfgate.com/business/prweb/article/