体重が2倍になる可能性をもつダウン症の子供達
ロイター、ニューヨーク― 新しい研究によると、オランダでは少なくとも4人に1人のダウン症の子供達は、健康な子供比べて体重が2倍のになることが分かった。
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ダウン症の児童、体重増加の傾向
オランダ、ライデンにある応用自然科学研究協会の研究の主任、ヘルマ・フォン・ジェメロンオステロム博士は以下のように述べる。
また、フィラデルフィアにある小児科医院の内分泌学者、シーラ・マギー博士は、この研究には関わっていないが、以下のように言う。
重量超過になる原因は・・・
マギー博士は、理論上は、新陳代謝、食欲を抑圧する過程における心理的な相違から、どれだけ子供が運動をするかという行動の違いまで研究テーマとなるものはいろいろあるが、どれをとっても確実な研究の対象になるとはいえないと見ている。
身長に対する体重を計算することによって、研究班はどの子供達が太りすぎでどの子供が肥満なのかを確定した。マギー氏によると、ダウン症の子供と通常の子供の体の比率の違いについて完璧な計測は無いが、今のところ、これがもっとも受け入れられる基準だということだ。
ガネレン・オステロン氏と彼女のグループは25,5%のダウン症男児は太り気味で4,2%は肥満である事を発見した。そのうち、女児は32%が太り気味で5,1,%は肥満と小児医学誌に発表している。
それに比べ、オランダ人の児童たちは肥満の割合がとても低く、男児は12,3%が太り気味、1,7%が肥満、また女児では14,7%太り気味で、2,2%が肥満である。研究者はアメリカのダウン症候群の児童達は高い割合で肥満であるので注目する必要がある、とマギー氏している。
固執する性格を活用して健康的な生活を
さらに、マギー氏がロイターに語ったことによると、気がかりなのはダウン症で長生きしている人たちに対してでもある。彼らに対しては、健常者以上に合併症や糖尿病、循環器病、高血圧などの成人病など原因不明の病気に注意しなければならない。
健常者と同じように、彼らにも健康的な食事や十分な運動は有益である。ダウン症患者は決められた日課を毎日厳格に続ける傾向もあるので、両親も彼らに健康的な生活を取り入れさせることも可能である。
もしそのような生活リズムが身について成人すれば、彼らは自分のリズムに固執する傾向があるので、健康的な生活を守れるようになる可能性もある。
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▼外部リンク
ロイター(Yahoo Newsより)
http://news.yahoo.com/