コソコソしながら食べた方が美味しいと証明
アメリカ、イリノイ州にあるノースウエスタン大学のケリー・ゴールドスミス博士を代表とする研究チームは、ダイエット中にコソコソと食べることが、いつもより少しばかり美味しく感じるのには科学的な理由があること、罪悪感を持っている方がより楽しんでいるのだということを実験で証明。その結果は雑誌The Journal of Marketing Researchに掲載された。
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やましさと快楽の関連性
実験内容は、まず、被験者を2つのグループに分け、片方には健康関係の(健康的な食事の記事が載っている)雑誌、もう片方には、健康とは無関係の雑誌の表紙を読むように指示した。
その後被験者には、味覚の研究だと伝え、全員にチョコレートを食べてもらう。すると、無関係の記事を読んだ人たちよりも健康的な食事の記事を読んだ人たち、しかもその全員がチョコが美味しかった告げた。
やましさと快楽の関係は、食べ物に限ったことではない。別の実験では、女性がやましさを感じるように仕向けた後で、デートサイトで、魅力的な男性のプロフィールを読ませる。その結果、事前にやましさを感じた女性の方が、より快楽が引き出されたという。
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やましさと快楽はリンクしている。快楽が活性化された時、やましさも活性化されるといったことが脳内で起こり、それらは次第につながるようになるのだとゴールドスミス博士は述べている。
▼外部リンク
MailOnline
http://www.dailymail.co.uk/health/