医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > MeijiSeikaファルマ ドラベ症候群治療薬「ディアコミット」発売

MeijiSeikaファルマ ドラベ症候群治療薬「ディアコミット」発売

読了時間:約 1分17秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年12月01日 AM12:16

Severe myoclonic epilepsy in infancy

Meiji Seika ファルマ株式会社は(以下、Meiji Seika ファルマ)「®ドライシロップ分包250mg、同ドライシロップ分包500mg、同カプセル250mg」(一般名:スチリペントール)を11月27日発売した。同剤は、ドラベ(Dravet)症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん、以下、SMEI)治療薬。

(この画像はイメージです)

ドラベ症候群は原因不明のてんかん症候群。発生頻度は2~4万人に1人と推定され、生後1年以内に発症、発達などへの影響がある。小児てんかんの中でも極めて治療が困難な疾患である。

ディアコミット®について

同剤はバイオコデックス社(本社:フランス ジャンティイ市)が開発した抗てんかん剤。「クロバザム」および「バルプロ酸ナトリウム」で十分な効果が得られないドラベ症候群患者で、両剤との併用で用いられる薬剤。Meiji Seika ファルマはバイオコデックス社より、日本国内における独占的販売権を許諾されている。

英文表記
DIACOMIT(R)DRYSYRUP250mg
DIACOMIT(R)DRYSYRUP500mg
DIACOMIT(R)CAPSULES250mg
一般名 スチリペントール
剤形 ドライシロップ剤、カプセル剤
製造販売承認日 2012年9月28日
薬価基準収載日 2012年11月22日
薬価 250mg 1包    507.10円
500mg 1包    1,015.10円
250mg 1カプセル 507.10円

(Meiji Seika ファルマプレスリリースより引用)

国内では同疾患の有効な治療薬がなかったため、同剤は2007年7月の「第13回未承認薬使用問題検討会議」での検討結果を受け、厚生労働省が開発企業を募集していた医薬品のひとつ。同剤は2011年3月に同疾患を対象とし、希少疾病用医薬品の指定を受けている。

▼外部リンク

Meiji Seika ファルマプレスリリース
http://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pressrelease/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待