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認知症介護の実態と認知症治療薬の認知度

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2012年12月01日 PM07:13

新薬の情報提供、6割のケアマネが「したことがない」

介護支援専門員・ケアマネジャーを応援するサイト(運営/エス・エム・エス)「ケアマネドットコム」は、今年8月31日から9月7日まで、同サイト上にてアンケート「認知症介護の実態と認知症治療薬の認知度について」を行い、同サイト会員(ケアマネジャー資格保有者)500人が回答した。

(画像はイメージです)

薬剤の説明とその知識について尋ねたところ、回答した半数のケアマネジャーが、認知症治療薬の代表的な薬剤である「アリセプト」については知識があると答えたが、イクセロンパッチ」などのパッチ剤については、説明できるまでの知識があると答えたのは15%にとどまった。

家族への情報提供については、約80%がアリセプトの情報提供を行った事があると回答、新薬については、60%以上のケアマネジャーが家族へその情報提供をしたことがないと答えた。

認知症専門医によれば、各認知症治療薬の効果の出方や副作用については、個人によって差があり、もしも思うような成果が得られなくても、あきらめずに他の薬剤も試すことが大切になってくる、と述べている。

介護に携わる家族が抱える悩み

(画像はイメージです)

認知症介護について家族から相談を受ける内容について、最も多かったのは「服薬」の85%だった。続いて「入浴」69%「着衣」の47%、ほぼ同数で「食事の準備」、以下「買い物」34%「整容(身なり、身だしなみを整える、歯を磨く、顔を洗うなどの事柄)」33%、「家計管理」27%「電話」16%、「公共交通機関の利用」9%であった。

▼外部リンク

株式会社エス・エム・エス ニュースリリース
http://www.bm-sms.co.jp/pdf/prs_20121119_DrugInformation.pdf

ケアマネドットコム
http://www.care-mane.com/

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