潰瘍性大腸炎に抑制作用
今月23、24日に開催された、日本食物繊維学会第17回学術集会にて、東洋新薬は『大麦若葉末』に新たな効果、潰瘍性大腸炎抑制作用があることを発表した。
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜にびらんができる原因不明の炎症性疾患で、腹痛、下痢、血便などの症状がみられる。しかし原因の解明にはいまだ至っておらず、根治のための治療法がない。そのため、厚生労働省から特定疾患に指定されている。
(画像はイメージです)
基本的に発症後は緩解・再燃を繰り返し、慢性的な症状が続くため、その治療は長期にわたる。(一部Wikipediaを参照)
予防のための食品や研究開発の必要性
同社はこれまでに、大阪青山大学との共同研究において、大麦若葉末の大腸がんへの作用を確認済みだが、今回新たに、動物試験において、潰瘍性大腸炎抑制作用があることを確認した。
今回の検証はマウスを用いて行われ、その結果、大麦若葉末を与えたマウスでは、普通肥料のみのマウスと比べ、炎症部位の比率の減少がみられ、またその炎症レベルも弱まっていた。
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潰瘍性大腸炎の患者数は年々増加している。その原因のひとつとして食文化の変化、特に欧米化が注目されており、東洋新薬は予防のための食品、その研究開発の重要性を指摘する。
同社は、大麦若葉末を用いた商品開発を今後も継続し、さらなる拡大販売に力を注ぐとしている。
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