簡単な手術で失明寸前のインドネシア人を治療
インドネシア、AP通信によると、今月初旬にインドネシアのスマトラにある2つの病院で開催された医療キャンプで、簡易の視力回復手術が無料で施された。
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8日間で1400名を治療、患者は遠方からも
キャンプはネパール人の外科医であるサンダック・ルート外科医が中心となって開かれ、8日間で1400名に白内障手術が行われた。
多くの患者は老人でキャンプにたどり着くには手助けが必要だった。インドネシアの遠隔地から一晩込み合ったフェリーボートに乗り、数時間バスや車に揺られてやって来る者もいた。
患者たちは軍用簡易ベッドで横に並んで野宿をし、寄付された食料を食べ、消防車はシャワー、トイレ用の水を提供した。多くの視力をあきらめていた人たちが包帯が取り除かれた後笑顔を見せた。
失明者が最も多いインドネシア
インドネシアにいる失明者は世界で最も多い。ルート氏は世界の貧しい国々を渡り歩き、彼が先駆けた簡単な縫合無しの手術を若い医者に訓練する傍ら、今回の眼科キャンプを開催した。
彼は貧しくて十分な健康管理ができない辺境の地に住む患者もたびたび訪れている。
また、彼は他の医師たちに彼の白内障手術の手法を教えることで、世界中の失明者の割合が減らせるであろうと信じている。
WHOによると、白内障は失明に至る視力障害であり、世界に約2千万人もの患者がいる。その多くは貧しい発展途上国に住んでいる。
ネパール、カトマンズにあるティルガンガ眼科センターを経営するルート氏は、この眼科キャンプの開催期間にもインドネシア、タイ、シンガポールからの6人の医師を訓練した。
▼外部リンク
AP通信(Yahoo Newsより) Simple surgery heals blind Indonesians
http://news.yahoo.com