医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 中央社会保険医療協議会薬価専門部会、長期品薬価でたたき台―特例引下げの新ルール提案

中央社会保険医療協議会薬価専門部会、長期品薬価でたたき台―特例引下げの新ルール提案

読了時間:約 1分44秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年11月16日 AM10:15

厚生労働省は14日、長期収載品薬価のあり方について、中間取りまとめのたたき台を中央社会保険医療協議会薬価専門部会に示した。▽先発品と後発品の薬価差を許容する▽長期品薬価について、一定期間を経ても後発品への適切な置き換えが図られていない場合は特例的に引き下げ、薬価を見直すルールを導入する――などを提案し、大筋了承された。次回、製薬業界から意見陳述を求め、年内に中間取りまとめを行う。最終的な結論は、年明けから開始される次期薬価制度改革論議の中で出す予定。

業界側の専門委員ら

この日の部会では、前回の会合で診療側委員が求めていた長期収載品の情報提供コストについて、業界代表の加茂谷佳明専門委員(塩野義製薬常務執行役員)が説明した。加茂谷委員は、先発品メーカーが後発品のある成分についても使用上の注意を改訂し、蓄積した情報を安全対策に役立てている点を強調。「長期品のコストだけを切り離せない」と訴えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外