東京都福祉保健局、公開とともに注意を促す
東京都福祉保健局は、同公式ホームページ上にて、製品パンフレット、雑誌、テレビ、ラジオ、ダイレクトメール、店頭広告、製品説明冊子、新聞、容器の外箱、インターネットなどの媒体において、薬事法を基準に不適であると指摘した表示と広告事例、全125件について公表し、注意を喚起した。
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被害や誤解を招く表現、全125件の内訳
指摘事例全125件の内訳は、医薬品10件、医薬部外品16件、化粧品32件、医療機器3件、健康食品51件、その他13件。
指摘内容については、承認を受けた効能効果などの一部のみを特に強調し、特定疾病に専門に用いられるものであるかのような誤認を与える表現や、承認を受けた効能効果などの範囲をこえているもの、また、具体的な効能効果、安全性が確実であることを保証するような表現が多かった。
治療や予防を暗示する表現に注意
今回の指摘で、特に件数が多かった健康食品について、例えば、キシリトール入りガムの「歯の再石灰化を促進する働きもあります。」や、コラーゲン入り食品の「軟骨にはコラーゲンがタップリ含まれています。軟骨に柔軟性がなくなると痛みを感じやすくなります。」、ブルーベリー含有食品の「視力が気になる方に!目を使う方に!目の栄養」などが該当する。
あなたがもし、消費者が被害や誤解をまねく広告を見つけたら、日本広告審査機構(JARO)へ相談することもできる。消費者1人1人の声を上げることも、良い広告を育むためには、必要なことと言える。
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