11月9日発表
ノバルティス ファーマ株式会社は、同日、免疫抑制剤「ネオーラル®。以下、ネオラール」10mgカプセル、25mgカプセル、50mgカプセル、内用液10%(一般名:シクロスポリン)について、ベーチェット病以外の「非感染性ぶどう膜炎」の効能追加の公知申請を行った。
本年10月に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会にて、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での評価に基づき、「ネオーラル」のベーチェット病以外の非感染性ぶどう膜炎に対する効能追加について公知申請を行っても差し支えないと判断されていた。
「非感染性ぶどう膜炎」について
「非感染性ぶどう膜炎」は、副腎皮質ホルモン薬による治療が基本だが、ベーチェット病以外の「非感染性ぶどう膜炎」は、副腎皮質ホルモン薬に対する忍容性が低い場合や十分反応しない場合に次の治療選択肢がない。
また、眼内感染症が否定されるにもかかわらずぶどう膜に炎症が起こる病気で、発症には何らかの免疫異常が関連していると考えられている。
長く炎症が続くと、視力障害が残ったり、失明に至ることもある。
▼外部リンク
ノバルティス ファーマ株式会社プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2012/