19年間も放置される
茨城県の旧国立水戸病院(現国立病院機構水戸医療センター)で、鼻にガーゼが放置されるミスがあったことが、情報公開請求で開示された「医療事故報告書」と病院関係者への取材で判明した。
この患者は、1991年に旧国立水戸病院で鼻などの手術を受けていた。その後、2010年1月に強い痛みを感じ、他の病院を受診したところ、ガーゼの一部が見つかった。
病院では、個別の医療事故については、コメントできないとしている。
(Wikiメディアより引用:Simon)
多発するガーゼ取り残し
このミスは、19年前に発生しており、当時のカルテが残っておらず、手術内容の詳細や、その後の状況は分かっていない。
愛知県弁護士会の柴田義朗弁護士は、
「全国的にガーゼの取り残し事案は多く、手術の際に枚数の確認やエックス線に写るものを使うなどの対策が必要だ」
と語っている。
ガーゼの取り残しミスについては、過去にガーゼの取り残し被害を受けた患者が、二度と味わいたくないと、別の病院で手術を受けた際、ミスがないか念押ししたにも関わらず、再度被害に遭うケースや(係争中)、ほお骨に13年間、ガーゼを置き忘れるミスなどが発生している。
▼外部リンク
国立病院機構水戸医療センター
http://www.hosp.go.jp/~mito-mc/
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/
ご参考
念押ししたのに…鼻の中にガーゼ放置、病院提訴
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=61701