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文部科学省「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」、留年の要因、基礎学力不足―9学部にヒアリングを実施

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2012年11月12日 AM10:00

■WGが報告書

文部科学省の「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」のもとに設置された、「新制度の薬学部および大学院における研究・教育等の状況に関するフォローアップワーキンググループ(WG)」(主査:井上圭三・帝京大学副学長)は、薬科大学・薬学部を対象に行った調査結果を8日の同検討会に報告した。報告書では、卒業率が60%を下回るなど、質の高い入学者の確保が困難とされる9学部に対して行ったヒアリング調査の結果を踏まえ、留年者の多い大学について、「最大の要因は明らかに基礎学力不足であり、学年進行に応じた学力の向上が容易には期待できない状況が浮き彫りになった」とし、改善を求めた。

今後の対応などを話し合った検討会

WGでは、▽2008年度から11年度入学定員充足率の平均が60%以下▽08年度から11年度の入学者選抜の試験競争倍率が平均1・2倍以下——などの条件に当てはまる23学部について書面調査を実施。

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