子供にもリウマチの可能性
あまり一般的に広く知れ渡ってはいないが、子供も関節炎にかかる可能性がある。関節炎は年配の大人の病気だと思われているので、多くの子供達は関節炎だと診断され、適切な治療を受ける前に数ヶ月も苦しむことになる。
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発見の遅れが問題にも
問題はそれだけではない。学校でも教師や他の生徒達は、関節炎の子供に何が出来るのかわからないので、困難になることが多い。
子供の関節炎は若年性突発性関節炎(JIA)などと呼ばれる。JIAは一つかあるいは複数の関節に現れ、発熱、発心、目の炎症などの症状を引き起こす。そしてこの症状は数ヶ月から数年続くと見られている。
JIAは免疫機能不全から発生し関節の炎症を引き起こす。主に免疫機能が自分自身を攻撃し始める場所で起こると、リウマチコンサルタントでマレーシア関節財団主宰のアミール・アズラン・ザイン医師は説明する。炎症が長引けば関節を損傷することもある。
原因は不明 早期発見がカギ
何が原因で免疫機能に異常が生じるかははっきりとしないが、遺伝との関連性は低いと見られている。その観点からも、家族に2人以上の関節炎患者がいる例はまれである。
現在の統計では1000人に約1人の割合で若年性関節炎の症状が出ているが、原因が不明のため予防法はない。
ただ、症状の早期発見が悪化を防ぐことが出来る。問題は、症状の初期段階では痛みを訴えない子共もあり、関節腫脹が明らかではないためJIAの診断が難しいこともある。
また、JIAの診断は、身体所見と患者の病歴に応じて大きく違うので、症状や兆候を詳しく調べることは、今後JIAを正しく診断するために必要である。典型的な症状には、足を引きずって歩く、動作が遅い、手足を動かすのをためらうなどがある。
リウマチの知識を広めて
アミール医師は言う。
泣き続ける、子供の性格の変化、体重減少など他のJIAの症状も両親は見分けなければならない。
JIAは、先日にマレーシア、セランゴール州のサンウェイ・メディカル・センターで開催された世界関節炎デー会議の主な主題であった。
同医師は、子供でも関節炎を発症することは一般的に見てあまり知られていないと見ている。そのため、知識を広めることで病気の早期発見を促し、初期段階の内に治療することで、最悪の事態を防ぐことも可能とした。
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