中小企業のサラリーマンが加入する協会けんぽを運営する「全国健康保険協会」は、後発品に切り替えた場合の自己負担軽減額を加入者に通知する取り組みの結果、2009~11年度までの3年間で通知を受けた4人に1人が後発品に切り替え、医療費削減額が推計で約125億円に上ると発表した。
協会けんぽは、医療費適正化に向けて、後発品の使用促進、レセプト点検、扶養家族の要件確認等を実施している。そのうち、後発品の使用促進に関しては、後発品に切り替えた場合の差額通知を加入者に行っており、09年度と10年度は1回、11年度は2回通知。3年間の総通知数は約305万通に上っている。