中央社会保険医療協議会の薬価専門部会は10月31日、長期収載品薬価のあり方を議論し、先発品と後発品との薬価差を容認する方向性を決めた。また、後発品収載後、一定期間が経過しても置き換えが進まない場合、長期収載品の薬価引き下げ幅を拡大するなどの新ルール導入も含め議論を進めること、後発品への置き換え状況について、置き換え可能な市場における後発品の割合を新たな指標とすることを確認した。
この日の部会では、厚生労働省事務局から、長期収載品薬価のあり方の中間取りまとめに向け、▽後発品と先発品の薬価差▽長期収載品の薬価、後発品の置き換えをどう考えるか――の論点が示された。