資金面での医薬品研究開発を支援
政府が革新的な医薬品を生み出すための研究開発支援を目的としたファンドの立ち上げを検討していると日経新聞が報じた。
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出資先として、公的機関である産業革新機構のほか、金融機関、製薬会社、ベンチャーキャピタルなどを想定しており、2014年度にも300億円から400億円規模の基金とする計画。
投資対象としては、ニーズの高いがんや肝炎、糖尿病に関する新薬開発のほか、iPS細胞を活用した創薬研究も含まれている。
来年の通常国会での関連法案の提出、環境整備を計画
新薬開発においては長い年月と多額の費用が必要とされており、実用化に至らない研究も多いなど投資リスクが高く、従来の年度単位による研究開発費の助成では限界があった。
そこで政府は、来年の通常国会で関連法案を提出することにより独立行政法人の医薬基盤研究所によるファンド設立を構想。
理化学研究所との連携などにより、実用化の可能性が高いテーマを厳選、民間企業による出資がしやすい環境を整えていくという。
▼外部リンク
官民で創薬ファンド 300~400億円規模、政府検討
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS18011