現在2型糖尿病を予定適応症として開発中のSGLT2阻害剤「CSG452」(一般名:トホグリフロジン水和物)の国内におけるライセンス契約を、中外製薬株式会社(以下、中外製薬)・興和株式会社(以下、興和)・サノフィ株式会社(以下、サノフィ)の三社で10月26日に締結されたことが明らかになった。
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中外製薬が創製し、この契約により、興和およびサノフィと三社で共同開発を進めていくが、製造販売承認申請および販売については興和とサノフィの二社が各々のブランド名を用いて実施する。
二社に対する製品の供給は中外製薬が行い、中外製薬は本契約の対価として所定のマイルストーンペイメントを興和およびサノフィより受領することになる。
2型糖尿病の国内患者数は年々増加、2007年の厚生労働省調査では「糖尿病の可能性が否定できない人」まで含めると2,210万人にのぼると推定されている。2型糖尿病治療において良好な血糖コントロールを長期間にわたって享受している患者は未だ30%程度であり、新たな治療選択肢の提供が求められている。
「CSG452」は、中外製薬が創製した選択的ナトリウム-グルコース共輸送担体2(Sodium- glucose cotransporter 2: SGLT2)阻害剤で、腎尿細管におけるグルコースの再吸収を阻害することで、血液中の過剰なグルコースを尿へ排出させ、血糖を低下させる薬剤。
現在、2型糖尿病の適応症取得を目指し、日本で有効性および安全性を検証する第III相臨床試験を実施中。
同剤はインスリンを介さない新しい作用機序を有し、空腹時および食後の高血糖を是正するが、低血糖のリスクが低く、確実な体重減少作用を持つ新規経口血糖降下薬として期待されている。
中外製薬、興和およびサノフィは、この共同開発を通じ、より多くの患者に新たな作用機序を持つ糖尿病治療薬の選択肢を提供したいと考えている。
▼外部リンク
中外製薬株式会社ニュースリリース
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/