104人に副作用が疑われる重い症状
日本脳炎の予防接種後に、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)による副作用を発症したとの報告が10件あることが判明した。
現在のワクチンの接種が始まった2009年6月から2012年6月までに、発熱や、けいれんなどの副作用が疑われるケースとして医薬品医療機器総合機構に報告されたのは104人で、症状は延べ198件
・発熱41件
・熱性けいれん 15件
・けいれん 15件
・急性散在性脳脊髄炎 10件
・アナフィラキシー 5件
・熱性けいれん 15件
・けいれん 15件
・急性散在性脳脊髄炎 10件
・アナフィラキシー 5件
となっている。
(この画像はイメージです)
7月の死亡例は緊急性がないとして詳細な調査をせず
日本脳炎ワクチン接種後の死亡例は、7月と10月の2件だが、どちらのケースも接種と死亡との因果関係は不明。
7月の死亡例については、「5歳以上10歳未満」の子どもで、接種後に急性脳症を発症し約1週間後に死亡。10月の死亡例については、小学5年の男児で、接種5分後に意識を消失し、2時間後に死亡している。
7月の死亡例の場合、接種をした医師は、8月29日に自治体、そして自治体は9月7日に厚労省に報告をしていたが、厚労省は、「緊急の対応が必要な状況ではない」として、詳細な調査を行っていなかった。
しかし、厚労省では、死亡例が2件続いたことから、10月22日付けで、接種で副作用が起きた場合は、軽微な場合でも迅速に報告をするようにと都道府県へ文章で通達を出している。
▼外部リンク
TBS Newsi
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5167335.html
厚生労働省 日本脳炎
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/