医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 小野薬品工業.仏ドメイン社とGタンパク質共役型受容体に関する創薬で提携

小野薬品工業.仏ドメイン社とGタンパク質共役型受容体に関する創薬で提携

読了時間:約 59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年10月29日 PM05:00
未充足医療ニーズを満たす医薬品創製を期待

小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品)とDomain Therapeutics 社(以下、ドメイン社)は、創薬提携契約を締結したことを明らかにした。目的は、G タンパク質共役型受容体(以下、GPCR)の制御薬の創製を目指すことである。

今回の提携により創製される化合物を、小野薬品は全世界で独占的に開発・販売する権利を有する。

(この画像はイメージです)

今回の契約締結により、小野薬品はドメイン社に対して契約締結時に契約一時金を支払い、かつ、提携期間中の研究資金、研究開発の進捗に応じたマイルストンと上市後は売上高に応じたロイヤルティを支払う。

ドメイン社は資金の提供を受け、今後、同社独自のスクリーニング技術であるDTect-AllTM技術を駆使し、小野薬品が創薬標的として選択した「GPCR 」に対して新薬候補化合物の創製に取り組む。

DTect-AllTM 技術について
DTect-AllTM 技術とは、標的とするGPCR の一部をGFP と呼ばれる蛍光タンパク質に置き換え、さらにドメイン社が独自に保有する蛍光化合物ライブラリーを利用することで、蛍光強度の変化指標に、標的GPCR に結合する化合物を高感度でスクリーニングできる技術です。

(小野薬品工業株式会社ニュースリリースより引用より引用)

小野薬品の取締役常務執行役員研究本部長である川溿和一十はメイン社のDTect-AllTM 技術を高く評価している。

▼外部リンク

小野薬品工業株式会社ニュースリリース
http://www.ono.co.jp/jpnw/PDF/n12_1023.pdf

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか