米国、現地時間10月22日発表
日本時間10月23日、アステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)は、選択的β3アドレナリン受容体作動薬ミラべトリック(米国製品名、英名:MYRBETRIQTM、一般名:ミラベグロン)を、米国で発売したことを発表した。
ミラべトリックは2012年6月28日に米国食品医薬品局(FDA)より過活動膀胱(以下、OAB)における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の効能・効果で承認を取得していた。
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OABについて、現在の標準治療薬である抗コリン剤は、膀胱にあるムスカリン受容体に結合し、不随意性膀胱収縮を抑制することによって作用する。
一方、ミラべトリックは、膀胱平滑筋のβ3受容体を刺激し、蓄尿期において膀胱平滑筋を弛緩させて作用する。つまり、抗コリン剤とは異なる作用機序を有する。これにより、蓄尿量を増やし、OABの各種症状を改善することができる。
アステラス製薬は、今回の発売で新たな治療選択肢を提供することで、OAB治療に貢献できるものと考えている。
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/