ファイザー株式会社(本社 東京)は、10月17日に「閉経前後の女性の骨粗鬆症に対する意識・実地調査」の結果を発表した。
(写真はイメージです)
同調査は、10月20日の世界骨粗鬆症dayを前に、インターネットで実施され、30歳以上の閉経前女性500名、閉経後の女性500名(骨粗鬆症を治療中の女性250名、治療をしていない女性250名)の計1,000名を対象として行われた。
骨粗鬆症は早期発見、早期治療が非常に重要とされているが、「新骨粗鬆症リスク1分間テスト」の結果を見ると、骨粗鬆症のリスクを要する女性が8割もいるにも関わらず、検査を受けている人は少ない状況であった。その理由は「必要性を感じなかった」が5割、「気になる症状がなかった」が4割であった。骨粗鬆症の初期段階では自覚症状がない場合が多く、特に女性においては何の症状もなく進行し、背骨を骨折するということがほとんどである。
今回の調査では、骨粗鬆症に関する有効な治療薬があることを知らないケースが多く見られた。治療を受けていない場合においては、「骨折を予防できる治療薬がある」ことを閉経後の女性ですら、8割以上が知らないと回答をしていた。骨粗鬆症には、有効な治療薬があり、きちんと飲み続ければ、骨粗鬆症による骨折はかなり防ぐことができる。
骨粗鬆症は、常日頃の予防が大切であり、若いうちから強い骨を作ることを実践すれば、将来の骨粗鬆症になる危険を低減できる。今回の調査では、8割が運動不足。6割が日光浴不足との結果が出た。
必要な栄養「カルシウム」「ビタミンD」をしっかり摂る。適度な運動(運動により骨に力が加わると、骨に弱いマイナスの電気が発生、カルシウムを呼び寄せ、血流が活発になり、骨を作る細胞の働きを助ける。)日光浴をする(日光浴では、カルシウムの吸収をよくするビタミンDが作られる)などの予防法がある。
日本骨粗鬆症学会 理事長の太田博昭氏は、早期発見、早期治療のため、少なくとも閉経後の女性は、毎年1度は骨粗鬆症の検診を受けることを進めている。
▼外部リンク
閉経前後の女性の骨粗鬆症に対する意識・実態調査資料PDF
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/pdf
ファイザー製薬株式会社
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html