前立腺がん治療の新しい選択肢
アステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬)は、前立腺癌治療剤「ゴナックス®(以下、ゴナックス)皮下注用」(一般名:デガレリクス酢酸塩、以下「ゴナックス」)を、前立腺癌の効能・効果で、10月23日に新発売した。
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テストステロンは男性機能維持のために必要なホルモンだが、前立腺がんにおいてはがん細胞の増殖を促がし症状を進行させてしまう。
ゴナックスは、GnRH受容体へのGnRHの結合を競合的に阻害することによってテストステロンの産生を低下させ、その結果、前立腺がんの増殖を抑制する。
GnRHは脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH受容体に結合し、男性ホルモンの一つであるテストステロンの産生に関わっている。
承認申請においては、国内で実施した第II相臨床試験、海外で実施された第III相臨床試験では、GnRH受容体アゴニストで認められる血清テストステロンの一過性の上昇を伴わず、投与3日目から同値が抑制・維持され、有効性・安全性が確認された。
日本国外での製品名は「Firmagon®」。62か国で承認されている。
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/