ナースキャップの廃止相次ぐ理由は?
最近、看護師のナースキャップが無くなりつつある。子供の頃から、見慣れたものの一つであり、伝統であったものが無くなっていくのは、寂しい気がするが、現場では、いろいろな問題も指摘されおり、狭い病室での機能性(点滴器具などの医療機器に接触)の悪さなどの声が上がっていたようだ。
(この写真はイメージです)
また、ナースキャップに使われている糊が、院内感染の原因になりかねないということで、臨床現場では既にナースキャップをつけないという病院が圧倒的だという。
廃止の否定には、「あった方が気が引き締まる。」「清潔感がある」などの意見もあったようだが、全ての病院でナースキャップが見られなくなる日も近いのかもしれない。
男性看護師の増加
「看護婦さん」と、言っていたのは一昔前の話。今は看護師であり、以前のように女性の職場のイメージが崩れつつある。しかし現実は、男性看護師はまだまだ少数である。2008年の調査では男性看護師が、5.1%程度であった。しかし、2交代制、介護、患者の補助など力や体力で男性な有利な事もあり、今後もある程度増えて行くと予想される。ナースキャップが消えて行く要因の一つとも言われている。
ナースキャップの意味
ナースキャップは、看護学校、看護系大学で看護師を目指す学生が、始めての病院実習の前に、教員から学生に与えられる。戴帽式という儀式で、看護師という職業に対する意識を高め、その責任の重さを自覚させる為に執り行われている。日本では、大正5年、聖路加病院高等看護学院で初めて行われたのが始まりだといわれている。
▼外部リンク
ナガイレーベン
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THS-白衣NET
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