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H5N1型鳥インフルエンザ薬の治験を開始、Fab’entech社

読了時間:約 55秒
2012年10月18日 AM07:00
H5N1型鳥インフルエンザ

H5N1亜型は、A型インフルエンザウイルスの亜型の一つであり、人にも感染する。パンデミックが起こった場合は1918年に発生したスペインかぜより致死率が高くなると予想され、現在さまざまな対策がとられつつある。

(画像はイメージです)

第1相試験をシンガポールで

フランスのバイオ製薬企業Fab’entech社は、H5N1型鳥インフルエンザ治療製品につき、ヒトを対象とした第1相試験をシンガポールで開始すると発表した。本試験は、健康成人被験者16人が参加し、5週間にわたってモニタリングを受ける二重盲検プラセボ対照試験である。被験者は、特化型抗体(免疫グロブリン)を患者に注射するという受動免疫療法を受ける。

創立者で最高経営責任者(CEO)のDr. Bertrand Lépine(MD)は、以下のように述べている。

「臨床試験はシンガポールで実施されますが、シンガポールはH5N1ウイルス蔓延のリスクが世界で最も高い地域の1つであるアジア太平洋地域に位置しています。抗H5N1特化型の多クローン性免疫グロブリンの注射は、同ウイルスに感染または曝露したヒトに対し、速やかな防御能を提供すると考えられます。」

(Fab’entechプレスリリースより引用)

▼外部リンク

Qlifepro Press 2012年10月16日 PM08:16
https://www.qlifepro.com/press//fabentech-3/

 

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