中枢神経系を冒すアメーバ 死者10人に
厚生局によれば、最近パキスタンのカラチで、アメーバ感染によって少なくとも10人の死亡が確認されている。
(画像はイメージです)
パキスタン最大の都市・カラチで被害拡大
このフォーラーネグレリアというアメーバは、25-35℃の温水の中に住む。感染者には高熱、不快感、吐き気、首の凝り、頭痛などの症状が現れ、犠牲者の中枢神経系を破壊して1週間ほどで死に至らしめる。
感染経路ははっきりしないが,鼻うがいをするときに使った水が原因とも考えられる。当局は現在、水道に用いる塩素の量を増やしている。
厚生局に勤務するシャケール・マリック医師によれば、1人は4歳児で9人の犠牲者は男性であったが、他にも犠牲者がいる疑いもあるため、引き続き警戒を怠らないとした。
鼻うがいに注意
フォーラーネグレリアは、通常汚染されたプールや池などで発見される。ただ、今回の場合、犠牲者の中で汚染された水の中で泳いでいて感染したのは1人だけだった。そこで当局者は、南アジアで一般的に行われる鼻うがいに注目し、感染経路を調べている。
保健の専門家であるムサ・カーン氏はパキスタンのほかの市も警戒すべきだとし、医療従事者と連携してキャンペーンも行われた。
このキャンペーンでは、水をより深く吸い込むことは避け、体が異常を訴えた場合は直ちに病院に行くように促している。また、鼻うがいのときは湯冷ましか塩素殺菌された水を使用し、アメーバが繁殖している可能性のある水タンクを洗浄するように注意を呼びかけている。
なお、このアメーバは人から人には感染しない。
詳細は以下のサイトを参照。
▼外部リンク
BBC ニュースサイト
http://www.bbc.co.uk
フォーラーネグレリア~脳が溶ける奇病/livedoor Wiki
http://w.livedoor.jp/book-wiki/