FAB’ENTECHがH5N1型鳥インフルエンザ向け新製品を開発
感染症に特化した開発を専門とするフランスのFAB’ENTECHバイオ製薬会社が、H5N1型鳥インフルエンザ向け新製品を開発したと発表した。シンガポールで臨床試験を開始したのだが有益な調査結果を得ることができれば新たな薬を開発することができる可能性が高くなる。
具体的にどのような治療になるのかというと、従来と一緒で患者に注射をするという受動免疫療法になる。薬品はインフルエンザウィルスを認識して標準化、中和できる特価型抗体に変えてから提供するということになる。
これまでは動物だけを使って試験が行われていたが、人を対象とした臨床試験も開始された。この薬の開発が上手くいけば、鳥インフルエンザが流行しても注射を打つことによって予防することができる。
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H5N1型鳥インフルエンザとはどのような病気か
鳥インフルエンザは1900年頃に始めて確認されている。その後様々な形に変化していっているが、主に鳥類に発生する感染症である。その場合感染するのは野鳥の水鳥が多いのだが、稀に家畜の鳥も感染してしまうケースがある。
そのうえ人にも鳥インフルエンザが感染したということが、世界中で数件確認されている。人が鳥インフルエンザに感染した場合は重度の感染症を引き起こすことがあるため、アジアでは死亡した例も報告されている。
今後は人の間でも鳥インフルエンザが流行する可能性は十分あり得るため、できるだけ早く鳥インフルエンザ用のワクチンが開発されることを、世界中で待ち望んでいる。
▼外部リンク
鳥インフルエンザ 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/