医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 事件・事故 > 腎臓を左右取り違えて摘出 執刀医ら略式起訴へ 小山市民病院

腎臓を左右取り違えて摘出 執刀医ら略式起訴へ 小山市民病院

読了時間:約 40秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年10月06日 AM09:00
誤って健康な腎臓を摘出

小山市民病院で、2010年2月、腎臓の左右を取り違え、正常な腎臓を摘出する医療事故が発生しましたが、この医療事故について、小山区検は執刀した医師ら2人を、業務上過失傷害罪で略式起訴しました。

市が男性に賠償金4200万円を支払うことで和解が成立していますが、患者は現在も通院し治療を続けています。

(この画像はイメージです)

エックス線フィルム写真の裏表を逆に見るミス

医療事故に遭ったのは、右腎臓がんで入院していた男性患者。

腎臓手術の際、執刀医らはエックス線フィルム写真の裏表を逆に見るミスをし、正常な腎臓を摘出。約3時間半後に体内に戻したが機能しなかったため、再度摘出手術を受けました。

小山市民病院は

「大変申し訳なく深くおわびする。再発防止に努めたい」

とコメントしています。

▼外部リンク

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news


http://www.hospital-oyama.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 事件・事故

  • 全国の地方裁判所に提訴された医事関係訴訟の状況を調査、地域差を確認-東邦大
  • 新型コロナ変異株、変異「種」は誤り-感染症学会
  • 医薬品自主回収、クラスII新たに5製剤-PMDA
  • 【オメプラール注用20自主回収】6月17日より回収開始-AZ
  • 【IASR速報】新型コロナウイルスの国内初ヒト-ヒト感染事例-感染研