2012-09-26発表
グラクソ・スミスクライン株式会社(以下、GSK)は、吸入ステロイド剤であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルと長時間作動型β2刺激剤であるビランテロールのいわゆるICS(Inhale corticosteroid)/LABA(Long-acting beta2 agonist)配合剤について、気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD)の効能効果で承認申請を行った。
(この画像はイメージです)
GSKの社長フィリップ・フォシェはこの申請について次のように述べている(要約)。
GSKは40年にわたり、喘息およびCOPDの治療薬開発と疾患啓発に取り組み、発売中のアドエアは喘息/COPDで苦しむ患者・診療にあたる医療従事者に評価され、世界で最も使用されている薬剤の1つとなっている。
本邦における喘息死数は経年的に低下してきたが、治療を受けている患者さんの半数以上が日常生活上の諸活動に制限を受けている。また喫煙習慣に関わるCOPDにおいては、年々増加する死亡者数が16,000人を超え、年間医療費は8,000億円に達し大きな社会問題となっている。
このことから、喘息・COPD診療におけるGSKの果たすべき役割は未だ多くあると考え、開発パイプラインの充実に力を注いできた。その取り組みが、この度の新製品の承認申請に繋がった。
参考
本剤は英国GlaxoSmithKline社と米国Theravance社が提携して開発している呼吸器用剤の1つであり、欧州にて気管支喘息/COPDの適応で、また米国にてCOPDの適応で承認申請を行っている旨が2012年7月13日、英国GlaxoSmithKline社および米国Theravance社より発表されています。
(グラクソ・スミスクライン株式会社プレスリリースより引用)
※本記事に記載されているフルチカゾンフランカルボン酸エステル/ビランテロール配合剤を含めた製品は世界同時開発中の医薬品。現在世界で承認されている国はない。
▼外部リンク
グラクソ・スミスクライン株式会社プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/