カプセル内視鏡
口から飲み込んで、撮影し、最後は肛門より排泄されるカプセル内視鏡は、1980年頃より、イスラエル国防省のラファエル研究所のGavriel Iddan等が開発を進めていた。アメリカでは2001年に小腸用のカプセル内視鏡が認可され、日本では、2007年に承認されている。
これまでは小腸用しか承認されていなかったが、今回、大腸用カプセル内視鏡PillCam® COLON 2をイスラエルのギブン・イメージング社が承認申請した。
PillCam® COLON 2
PillCam® COLON 2カプセル内視鏡には、2 台の小型カラービデオカメラ、バッテリー、LED 光源が装備され、サイズは11.6mm×31.5mm である。約10時間にわたって毎秒最高35枚の画像が撮影され、記録装置に転送し、記録装置からコンピュータにデータが転送されるしくみになっている。
治験では、40歳~75歳の患者72例が登録され、撮像された画像について、治験実施医療機関の読影担当医師と実施医療機関から独立した読影委員により読影が実施された。そして、標準の大腸内視鏡検査ですでに確認されている6 mm以上の大腸ポリープを94%の感度で検出できた。
▼外部リンク
ギブン・イメージング プレスリリース2012年9月19日
http://www.givenimaging.com/ja-jp.pdf