医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ノバルティスファーマ 骨吸収抑制剤「ゾメタ」の剤形追加承認取得 希釈不要の製剤を導入

ノバルティスファーマ 骨吸収抑制剤「ゾメタ」の剤形追加承認取得 希釈不要の製剤を導入

読了時間:約 1分12秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年09月28日 PM05:00
9月25日発表

ノバルティス ファーマ株式会社は、9月24日、現在の「ゾメタ®点滴静注用4mg」(一般名:ゾレドロン酸水和物、以下「ゾメタ」)に加え、新たに投与前における希釈不要の製剤として、「ゾメタ®点滴静注 4mg/100mL」の剤形追加承認を取得したことを発表した。

(この画像はイメージです)

「ゾメタ点滴静注用4mg」は、日局生理食塩液または日局ブドウ糖注射液に希釈して投与する薬剤で、薬液準備に負担がかかるなどの課題があったが、今回、承認された「ゾメタ点滴静注 4mg/100mL」は、薬液準備の負担が減るばかりか薬液準備時における針刺し事故などの医療事故防止を目的に開発された。

米国では2011年6月に、欧州では2011年8月に承認を取得している。

ゾメタ点滴静注4mg/100mLの製品概要

全世界で発売以来10年間に約400万人の患者に使用されている。

製品名:ゾメタ(R)点滴静注 4mg/100mL」(ZOMETA for i.v.infusion 4mg/100ml)
一般名:ゾレドロン酸水和物
効能又は効果:
悪性腫瘍による高カルシウム血症
多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変

(ノバルティス ファーマ株式会社プレスリリースより引用)

日本では、「ゾメタ」は2004年10月に「悪性腫瘍による高カルシウム血症」の適応の承認を取得、2005年1月に発売された。また2006年4月に「多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転移による骨病変」の適応の承認を取得している。

▼外部リンク

ノバルティス ファーマ株式会社プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2012/pr20120925.html

ゾメタ®点滴静注用4mg添付文書
http://www.packageinsert.jp/detail/620008862/ゾメタ点滴静注用4mg 5mL

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬