第一三共株式会社、9月21日発表
同社発表によると、経皮的冠動脈形成術(PCI)を受ける急性冠症候群(ACS)患者を対象の、アスピリン併用時のプラスグレルを24~48週間投与時の有効性・安全性に関し、クロピドグレルを対照薬とした二重盲検で比較検討する第3相臨床試験(PRASFIT-ACS試験)の経過観察期間を終了した。
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2010年より日本国内で実施してきた本試験の主要評価項目である心血管死・非致死性心筋梗塞・非致死性虚血性脳卒中、の発現を評価したところ、所期の目的を達成する成績が得られた。
現在、同社は日本国内で本剤について、待機的PCI施行患者を対象とした心臓領域での第3相臨床試験も実施している。2012年度中に終了する予定。
以上、2つの臨床試験結果を踏まえ、2013年度に製造販売承認申請を行う予定だ。
加えて、日本国内では虚血性脳血管障害患者を対象とした第3相臨床試験も実施、こちらは2014年度に終了予定。
▼外部リンク
第一三共株式会社ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/004470.html