9月20日発表
田辺三菱製薬株式会社(以下、田辺三菱製薬)は、連結子会社であるタナベ インドネシアを通じ、インドネシアにおいて、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「シンポニー®皮下注50mg」について、関節リウマチ、乾癬および強直性脊椎炎を効能・効果として9月3日から販売を開始した。
日本では「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」を効能・効果として、ヤンセンファーマ株式会社(以下、ヤンセンファーマ)が2011年7月に製造販売承認を取得、ヤンセンファーマ社および田辺三菱製薬が2011年9月に共同で発売した。
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同剤は、ヤンセン・バイオテク社で創製、開発された皮下注射タイプの製剤である。関節リウマチなどTNFαが関与している炎症性自己免疫疾患に対する治療薬として開発が進められた。
欧米では2009年に承認されて以来、すでに世界50か国以上の国と地域で承認されている。
【関節リウマチ】
関節リウマチは動脈硬化性疾患などの内臓合併症も多く、生命予後をも悪化させる、つまり寿命にも関係する疾患であることが明らかになってきた。これは長期予後を考えた場合に大きな問題である。
(関節リウマチ患者の生命予後からみた至適医療の確立に関する研究/研究代表者 山中 寿/より引用)
▼外部リンク
田辺三菱製薬株式会社ニュースリリース
http://www.mt-pharma.co.jp/shared/
厚生労働省資料/関節リウマチ患者の生命予後からみた至適医療の確立に関する研究
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/
シンポニー®皮下注50mg添付文書
http://www.packageinsert.jp/detail/622070002//シンポニー皮下注50mgシリンジ 0.5mL