医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 日本新薬 がん疼痛治療剤「トラマールカプセル25mg・50mg」慢性疼痛の効能追加申請

日本新薬 がん疼痛治療剤「トラマールカプセル25mg・50mg」慢性疼痛の効能追加申請

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年09月22日 PM05:00
9月19日発表

日本新薬は、がん疼痛治療剤「トラマール®(以下、トラマール)カプセル25mg」「同50mg」について、「慢性疼痛における鎮痛」の効能・効果を追加する製造販売承認事項一部変更承認申請を行った。

病気や怪我の治癒、あるいは身体的異常が解消したにもかかわらず、数か月以上にわたり続く痛み、あるいは治癒が困難な慢性疾患によって、長時間持続する痛みが「慢性疼痛」と言われている。

同剤は海外ではがん疼痛以外の慢性疼痛の治療に幅広く使用されているので、2009年より国内で慢性疼痛の効能・効果を追加する臨床試験を開始、このたびの承認申請に至った。
 

(この画像はイメージです)

同剤は、オピオイド受容体作動作用、下行性疼痛抑制系の活性化作用により鎮痛効果を発揮する薬剤で「軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果として2010年9月から販売している。

【現在販売中の トラマールカプセル】

一般名:トラマドール塩酸塩
効能・効果: 軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
薬価基準:25㎎1カプセル 37.70円  50㎎1カプセル 65.90円

(日本新薬ニュースリリースより引用)

25mgと50mgの2規格があるので慢性疼痛患者の症状に適した用量調整が可能な薬剤である。

▼外部リンク

日本新薬ニュースリリースより
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/company_profile/

トラマールカプセル添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/トラマールカプセル

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待