医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 鳥居薬品 スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬TO-194SLの国内第3相臨床試験結果速報

鳥居薬品 スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬TO-194SLの国内第3相臨床試験結果速報

読了時間:約 37秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年09月19日 PM05:00
臨床試験結果速報

花粉症に悩む人の数は多いが、特にスギ花粉症の患者にとってより有効な薬の開発が待たれている。鳥居薬品株式会社(以下、)は、スギ花粉症に対する舌下免疫(減感作)療法薬TO-194SLの国内第3相臨床試験を行い、速報結果を得た。

速報結果では、有効性の主要評価項目の「総合鼻症状薬物スコア」がプラセボ投与群に比べ、TO-194SL投与群において統計学的に有意に低下し、TO-194SL舌下投与によるスギ花粉症症状の軽減が確認された。

同試験は、スギ花粉症患者を対象に、TO-194SLの有効性及び安全性を検討することを目的とした「無作為化・プラセボ対照・二重盲検・群間比較試験」。

同時に、安全性・忍容性に関して、特に問題は認められなかった。この結果を受け、鳥居薬品は、2012年度中の製造販売承認申請に向けて準備を進めていく。

▼外部リンク

鳥居薬品株式会社プレスリリース
http://www.torii.co.jp/release/2012/120914.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか