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介護で収入が激減、家族の悲鳴と現場の実態

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2012年09月17日 PM12:00
高齢者社会における介護

超高齢化社会といわれる日本。現在、高齢者人口は2,980万人、総人口に占める割合は23.3%だ。そして、この割合は年々上がり続けている。その中で、80代前半の約3割、そして後半の約6割は、介護や支援を必要としているという。高齢者人口の増加に伴い、介護が必要な高齢者は確実に増えていくのだ。

そんな中、新たな問題が浮上している。それは、家族の介護のため、収入が半減してしまう家庭が続出しているということだ。

「減収」2割超、「半減」1割

明治安田生活福祉研究所が、介護と世帯収入の関係を調べるアンケートを実施した。これは、2012年5月31日と6月1日、インターネット上で家族の介護を経験したことがある40~79歳の男女を対象に実施したもので、1032人から回答を得たという。

その調査結果によると、「介護を始めてから世帯収入が減った」と答えたのは全体の20%以上。家族の介護が家計に与えている深刻な影響が明らかになった。

更に「介護を始める前と比べ、収入が半分以下になった」と答えた人も10%を超え、同研究所は「介護によって退職せざるを得ない状況が生まれたり、自ら希望をして定年退職を早めたのではないか」と述べている。

▼外部リンク

2012年 介護生活の実態と意識に関する調査
http://www.myilw.co.jp/life/enquete/pdf/21_01.pdf

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