アジア太平洋初の脳卒中に関するシンポジウムが9月13日、東京で行われた。シンポジウムでは脳卒中のリスクファクターも議題となっていた。脳卒中のリスクファクターは、記憶障害や、高齢になってからのアルツハイマー病を引き起こす原因にもなっているとされている。
血管の破裂や閉塞による脳組織の破壊がひきおこす脳卒中は、世界でも主要な死因の一つであり、障害である。アジアでは心臓発作に次いで2番目に多い死因とされている。
予備研究では、アジア諸国での脳卒中の主なリスク要因として、診断未確定または未治療の高血圧(高血圧症)、 異常に上昇した血糖値(糖尿病)、喫煙やコレステロール値の上昇によるものだと示唆している。最近の研究では、これらの脳卒中のリスク要因が記憶障害や、高齢者におけるアルツハイマー病の素因になることがわかった。
2012年9月13日(木)、東京・新宿のヒルトンホテルにて、アジア数か国における脳卒中管理について、その進展や経験の交換を目的として、初のアジア・太平洋脳卒中シンポジウムが、第2回アジア太平洋脳卒中会議(2012年9月10日(月) – 12日(水))の枠内として開催された。
初回の出席者として、インド、フィリピン、韓国、ベトナム、タイ、ミャンマーのスピーカーや医師がこの会に参加し、同テーマについて議論を交わした。
▼外部リンク
First-of-its-kind stroke symposium concludes in Tokyo:
BioSpectrum
http://www.biospectrumasia.com/biospectrum/news/22214/the-first-asia-pacific-symposium-stroke-concluded-tokyo#.UFl5fY1y6ZC