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吸入薬の服薬指導、6割以上の医師が薬剤師に依頼

読了時間:約 53秒
2012年09月15日 AM08:00
吸入薬の服薬方法

吸入薬を服薬する方法には、加圧式定量噴霧吸入やドライパウダー吸入などがある。しかし、乳幼児などの場合は、これらの吸入方法ではうまくいかないことがある。そういった場合は、電動ネブライザーを使用すると良いと言われている。

この吸入薬の服薬に関して、メドピア株式会社は、自社が運営するwebサイト「MedPeer」にてある調査を実施した。そこで、約6割以上の医師が、吸入薬の服薬指導を薬剤師に依頼していることが分かったのだ。

吸入薬服薬指導に関する調査結果

「吸入薬の服薬指導は誰が行っているか」という問いに対して、19%が「医師が行っている」と答えた。その理由として、「自分で指導をするのが最も効果が出る」「処方する医師が説明をするほうが患者からの信頼を得ることができる」などが挙げられていた。

また、「看護師が行っている」という回答は全体の9%。「ベテランの看護師に依頼している」「看護師の重要な業務の1つ」「処置室で1回分吸入していってもらう」といったコメントも見られた。

しかし一方で、半数以上である64%の医師が「薬剤師に服薬指導の依頼を行う」と答えたのだ。その回答の備考には、「時間がないため薬剤師に依頼している」というコメントが多く見られた。その中でも、簡単な説明を医師が行い、詳しくは薬剤師に依頼をするという回答もあれば、薬剤師に完全に任せているという回答もあった。

▼外部リンク

MedPeer
https://medpeer.jp/

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